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小南ギルポップのインプレと使い方

水面で酸欠状態のブルーギルがもがくような生命感あふれる動きを、リアルに再現するために開発されたのが、小南ギルポップです。単なるギル型ルアーではなく、ポッパー、ジャークベイト、ラトルベイトの機能を高次元で融合したハイブリッド構造が特徴です。その設計思想には、毎年多くのビッグバスを仕留めているプロガイド・小南悠の経験とこだわりが凝縮されています。特にウイードが繁茂するようなシーズンにおいて、モンスター級バスを水面へ呼び寄せる力は圧巻であり、一投ごとに確かな存在感を発揮してくれるルアーです。



小南ギルポップの特徴

小南ギルポップの魅力は、その複合的なアクションとサウンドにあります。まず、ヘッド部分にはポッパー形状を採用し、ワンアクションで鋭く立ち上がるスプラッシュとポップ音を演出します。しかしそこからがこのルアーの真骨頂で、ジャークを加えることでジョイント構造を活かした鋭い水中ダートを展開。水面直下での多彩な動きにより、バスの本能を強烈に刺激します。

さらに注目すべきは、水面に浮上する際に発生する「パチパチ」というラトル音です。この音は、小南氏が開発初期から最も重視していた要素で、酸欠状態のギルが水面で呼吸をする際に発する独特の音を、内部の大型ラトルウエイトと共鳴構造によってリアルに再現しています。通常のラトル入りルアーとは異なり、ポーズ中でもわずかな波によって音が鳴り続けるため、アピールの持続性が非常に高いのも大きな特徴です。

また、ラトル素材とサイズは100分の1mm単位で設計され、テール部のジョイント配置も細部まで調整されており、水中でのダート幅や浮き姿勢のバランスにも優れています。ギル型ボディによる存在感と、複数のサウンド・アクションによるアピールが、警戒心の強いモンスタークラスのバスにもしっかりと口を使わせます。

小南ギルポップの使い方

使用方法はシンプルでありながらも、緩急と静と動を組み合わせることが重要です。まずキャスト後、ラインを沈ませるために5秒以上しっかりとポーズを入れます。その後、軽くロッドを煽ってスプラッシュとポップ音を出し、続けて3〜4回連続ジャークを加えてください。すると水面下20〜30cmのレンジで鋭くダートし、リアルなギルの逃げる様子を演出します。

ダート後は再びポーズを入れて浮上させ、その間にパチパチという呼吸音が自然に響き渡ります。この一連の動きがバスの視覚・聴覚に多角的に働きかけ、特にウイードやストラクチャー周辺のピンスポットでは極めて有効です。また、風で水面が少しざわついている状態でも、ラトル音が継続的に鳴り響くため、広範囲からの魚の引き寄せにも対応します。

小南ギルポップは、その汎用性の高さから琵琶湖のウイードフラットだけでなく、野池や河川、リザーバーなど、ギルが生息するあらゆるフィールドで活躍が期待できる一本です。状況に応じたアプローチを組み合わせることで、さらなる釣果を引き出してくれることでしょう。

小南ギルポップのインプレ

イマカツの小南ギルポップのインプレを紹介します。