現代のフィネススタイルに求められるのは、繊細な操作性と確実なフッキング性能の両立です。ダイワのブラックレーベルS61Lは、そうしたアングラーの要望に応えるべく設計された、シャープかつ高感度なアルティメットフィネススピンロッドです。軽量リグを自在に操る精度と感度を併せ持ち、攻めのフィネスを可能にする一本として、確かな存在感を放っています。
ブラックレーベルS61Lの特徴
ブラックレーベルS61Lは、DAIWAのフラッグシップモデル「STEEZ RC」を彷彿とさせる細身ブランクと高弾性素材を採用し、シャープな振り抜き感と卓越した感度を両立したモデルです。ベースとなったのは、硬めのフィネスロッドとして名高い19BLX SG 6011L/MLXS。そのDNAを受け継ぎながらも、25BLXとしてバット部のパワーをマイルドに調整し、軽量ルアーのキャスト性能を向上させた新たな進化形です。
ロッドのブランクには超高弾性SVFカーボンが採用されており、従来よりも細身かつ軽量に仕上げられています。この素材は、不要なレジン量を極限まで抑えることで、カーボン繊維の密度を高め、抜群の反発力と感度を実現しています。軽い力で振り抜いてもシャープにルアーを飛ばせるうえ、ティップ部には「への字テーパー」を採用することで、ルアー操作中のラインスラックを自然に演出。巻きすぎず張りすぎず、魚に違和感を与えない「釣れる状態」をロッドが自動的に作り出します。
軽量なネコリグやスモラバ、ダウンショット、ジグヘッドなどの繊細なリグとの相性は抜群で、わずかなバイトも逃さない高感度なティップがその真価を発揮します。また、シャープなブランクはスラックラインリトリーブを必要とするプロップベイトや、小型プラグなどの操作系ルアーにも柔軟に対応。ひとたび魚がバイトすれば、その細身からは想像できないリフトパワーで、確実にキャッチへと導きます。
さらに、スピニングモデルには新設計の「ZERO SEAT シームレスフィット」が採用されており、リールとロッドが一体化したかのような握り心地を実現。リールフットとの段差や隙間を限りなくゼロに近づけた構造により、長時間の使用でも疲れを感じさせず、集中力を保ったまま釣りに臨むことができます。
ブラックレーベルシリーズは、2009年の初代モデルから数えて16年。25BLXとして第4世代へ進化した今も、根底にある「質実剛健」というコンセプトは変わりません。釣りの本質を追求し続けたその姿勢は、S61Lというフィネスロッドにもしっかりと息づいています。軽さ、操作性、感度、パワー。そのすべてを高次元で融合させたこのロッドは、フィネスの領域をさらに深く、そして広く切り拓く存在となることでしょう。
ブラックレーベルS61Lのインプレ
ダイワのブラックレーベルS61Lのインプレを紹介します。
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