バスフィッシングの世界において、扱いやすさと汎用性を兼ね備えたバーサタイルロッドは、まさに現場で信頼できる相棒といえます。そんな理想を追い求めて生まれたのが、ダイワのハートランド7112MRB-25です。軽量ルアーから中量級ルアーまで幅広く対応しながら、遠投性能と操作性のバランスを極限まで高めたこの一本は、まさに次世代のバーサタイルスタンダードといえる存在です。
ハートランド7112MRB-25の特徴
ハートランド7112MRB-25は、名作「802MHRB-21」の調子をベースに、パワーをMクラスへと調整したことで、より幅広いルアーへの対応力を備えたバーサタイルロッドとして誕生しました。7フィート11インチという絶妙な長さは、飛距離を確保しつつ、ボートやオカッパリでも扱いやすい操作性を実現。まさにロングキャストとアキュラシーの両立を図った一本です。
特筆すべきは、そのブランク構造にあります。ダイワ独自のHVFナノプラスカーボンが採用され、粘りと強度を兼ね備えた構造により、軽量ながらもタフな使用感を実現。ルアーの操作性、キャスト時の伸び、そしてファイト時の安心感といった、あらゆる要素において高いパフォーマンスを発揮します。
加えて、ロッド最外層にはX45フルシールドが施されており、キャストやフッキング時に発生しやすいネジレを最小限に抑えます。これにより、ティップの安定性と復元力が向上し、狙ったスポットにルアーを正確に送り込むことができるだけでなく、アングラーの意思に忠実な操作を可能にしています。
また、Vジョイントによるセンターカット2ピース構造を採用しており、1ピースロッドと遜色のない滑らかなベントカーブを描くことができます。継ぎ目を感じさせないスムーズな曲がりと、ファイト中のしなやかな追従性が、ロッドの扱いやすさを一段と引き立てています。
操作面では、AIR SENSOR SEATの採用も見逃せません。カーボンファイバー入りのこのリールシートは、軽量化と高感度を同時に実現し、長時間の釣行でも疲れにくい快適な操作性を提供します。手元に伝わる微細な振動やルアーの動きを明確に感じ取れるため、繊細なアプローチにも最適です。
このロッドの調子は、ダイワの名竿「・・・(ドットスリー)」を彷彿とさせる柔らかくも芯のあるベンディングカーブが特徴で、スモラバやライトテキサス、シャッド系のムービングルアーからボトム系まで幅広いルアーに対応。まさにフィールドや状況を選ばない懐の深さが、アングラーの想像力と釣りの幅を広げてくれます。
ハートランド7112MRB-25は、釣りを「楽しむ」ためのすべてが詰まったロッドです。遠くを撃つ楽しさ、繊細に誘う快感、そして大物とのファイトで感じる安心感。そのどれもが、この一本で味わえる。釣りの本質を知るすべてのアングラーに捧げる、究極のバーサタイルモデルです。
ハートランド7112MRB-25のインプレ
ダイワのハートランド7112MRB-25のインプレを紹介します。
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