ダイワのスティーズC610MH+のインプレ

バスフィッシングの世界で真の勝負を挑むアングラーにとって、武器となるロッドの選定は釣果そのものを左右する重要な要素です。その中でもダイワの「スティーズC610MH+ MACHINEGUNCAST TYPE-III」は、妥協なき設計思想と先進技術が結集した、まさに現代バスロッドの到達点と呼べる一本です。巻きも撃ちも妥協しない、真のバーサタイル性能を求めるすべての釣り人へ贈られたモデルです。

スティーズC610MH+の特徴

スティーズC610MH+は、ファストムービングルアーから撃ち系まで幅広く対応するヘビーバーサタイルロッドでありながら、ただパワーがあるだけではない繊細さと高精度を兼ね備えています。21年に登場した「MACHINEGUNCAST」3部作のTYPE-IIIとして、TYPE-IやTYPE-IIを凌駕するバーサタイル性を実現。最大の特長は、そのキャストフィールと操作性にあります。

従来の速いスイングでブランク全体をしならせて投げるスタイルから進化し、TYPE-IIIではレギュラーファストテーパーを採用。第3ガイド付近に曲がりの支点を集中させることで、小さな入力でもルアーのウェイトをしっかりロッドに乗せ、狙い通りのポイントへ精度の高いキャストを可能にします。これにより、特にカバー周りやピンスポットでの釣りにおいて、その真価を発揮します。

ティップにはシャープさを保ちながら、ベリーからバットにかけては高い粘りとパワーを持たせており、ファストムービングルアーのスラックラインリトリーブでは高い感度を実現。僅かなショートバイトも逃さず手元へ伝えることができ、スローロール時でも巻き感度が損なわれることはありません。加えて、ラバージグやテキサスリグ、フリーリグといったワーミングにも対応し、ボトムの変化を精密に感じ取りながら釣りを展開できます。

ブランクにはダイワ最高峰の「SVF COMPILE-Xナノプラス」を採用。レジンを極限まで削減し、超高密度で編み込まれたカーボン繊維が、軽さとパワー、そして細身化を同時に実現しました。その鋭敏な感度と反発力により、精密なキャストや瞬時のフッキングを可能にし、長時間の釣行でも疲れを感じさせません。

加えて、AIR BEAM SEATと呼ばれる新型リールシートを搭載。手に触れるすべての面に妥協なくデザインされたこのシートは、低重心化と自然なグリッピングを実現し、1フィンガーから3フィンガーまでの握り替えをスムーズにサポートします。特にトリガー部分は短く幅広で、干渉を抑えながらもキャスト時の安定感を確保。実釣中のあらゆる動作を快適にするための工夫が詰まっています。

STEEZというブランドが掲げる「実釣至上主義」を体現したスティーズC610MH+。その真価は、現場でこそ最も発揮されます。あらゆるフィールドで、あらゆる釣法に対応しながら、1本で勝負できる確かな手応えをもたらしてくれることでしょう。巻きも撃ちも、この1本で。スティーズC610MH+は、現代バスフィッシングにおける最先端のバーサタイルロッドです。

スティーズC610MH+のインプレ

ダイワのスティーズC610MH+のインプレを紹介します。

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