ダイワのスティーズC610H-SVのインプレ

バスフィッシングの核心を突き詰め、タフなカバーゲームに挑むアングラーに向けて設計されたダイワのスティーズC610H-SV「HARRIER 610」。その名は、約20年にわたりカバー撃ちの第一線で活躍してきた名竿“HARRIER”の伝統を継承し、さらに現代的にアップデートされた一本です。キャスト精度、操作性、感度、そしてフッキング性能のすべてが次のレベルへと突き抜け、まさに伝説を体感できるモデルとして再登場しました。

スティーズC610H-SV【HARRIER 610】の特徴

HARRIER 610は、従来の7フィート超の長さから一転し、6フィート10インチという絶妙なレングスに設定。この長さは、シャープな振り抜きやストロークによる操作性を損なうことなく、取り回しやすさとテンポの良いキャストを両立しています。特に足場の悪い場所やレンタルボートでの釣りにおいて、より実戦的なレングスが威力を発揮します。

ブランクには超高密度のSVF COMPILE-Xナノプラスを採用。極限までレジンを削減し、多量に密入されたカーボン繊維によって構成されたこの素材は、軽さとパワー、感度のすべてを高次元で実現しています。さらに全身をX45フルシールドで締め上げ、ネジレに強くブレのないキャストが可能。バット部分には3DX構造を配置することで、復元力を高め、強烈なバイトやランディング時の負荷にも余裕で対応できる骨太な構造となっています。

ティップからベリーにかけてはファストテーパー設計を採用し、硬すぎず、かといってダルさもない絶妙な張りを実現。入力に対する反応が鋭く、正確なキャストが求められるカバー撃ちにおいては、軽い力でもしっかりとルアーを送り込むことができます。ルアーの弾道が安定し、狙ったポイントへのアプローチが極めてスムーズに行える点も、HARRIER 610の魅力です。

リールシートには、アングラーのフィーリングにこだわり抜いた新型AIR BEAM SEATを搭載。低重心かつ自然なグリッピングを実現し、指の長さや握り方に応じて快適にフィットします。特にトリガーは短く幅広く設計され、キャスト時の支点として十分な支持を得ながら、巻きやルアー操作時の持ち替えを妨げることがありません。すべてのグリッピングスタイルに違和感なく対応できる設計は、まさに一日中キャストを繰り返すアングラーの理想を体現しています。

HARRIER 610は、テキサスリグやラバージグ、スピナーベイトはもちろん、リーダーレスダウンショットやビッグベイトまで幅広く対応。ファストムービング系からスローなボトム展開まで、一本であらゆる戦術をこなせるバーサタイル性を備えつつ、特に精密なカバーアプローチにおいては他に並ぶものがありません。

まさに並木敏成というカバーゲームのパイオニアが磨き上げたロッド、それがスティーズC610H-SV HARRIER 610です。釣果を左右する一投一投にこだわるアングラーのための、究極のカバー対応ベイトロッドとして、確かな信頼とともに新たな伝説を築いていく一本です。

スティーズC610H-SVのインプレ

ダイワのスティーズC610H-SVのインプレを紹介します。

 

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