フィネスゲームに求められるのは、繊細さと確実性の両立です。軽量なルアーを遠くにキャストし、ナーバスなバスのわずかなバイトを逃さず、確実にフッキングへとつなげる。その全てを高次元で叶えてくれるのが、シマノの「ポイズンアドレナ 2610ML-S」です。徹底した軽量設計と感度性能の向上により、フィールドでのアドバンテージを確実に広げてくれるこのロッドは、まさに現代のバスフィッシングに求められる完成形といえる一本です。
ポイズンアドレナ 2610ML-Sの特徴
ポイズンアドレナ 2610ML-Sは、ライトリグを駆使するフィネススタイルに特化したスピニングロッドで、最大の特長はソリッドティップとパワーバットの融合にあります。ティップ部には、バスがワームを吸い込んだ瞬間に違和感なく食い込ませる「タフテック∞(インフィニティ)」ソリッドティップを搭載。これにより、わずかなバイトも弾かず、喰わせの間をしっかりと作ることができ、ミスバイトを大幅に減少させます。
一方で、バット部にはしっかりとしたパワーを持たせており、遠投した先でのフッキングや、ストラクチャーに潜むバスとのやり取りにおいてもアングラーの意図通りにロッドが応えてくれます。この柔と剛の絶妙なバランスが、2610ML-Sの操作性と信頼性を支えているのです。
ブランクスにはスパイラルXコアとハイパワーXというシマノ独自の高強度・高感度構造を採用し、細く軽量でありながらもトルクフルなファイトが可能。さらに、リールシートからグリップにかけては、振動伝達性に優れたフルカーボンモノコックグリップが搭載されており、EVAやコルクといった感度を妨げる素材を一切排除。バイトやボトムの変化を手元へダイレクトに伝えてくれます。
2024年モデルでは、エンドグリップをキャップレスの“開口端”設計とし、さらに軽量化。これにより手元の感度がより明確になり、わずかな違和感さえも確実に捉えることができます。グリップまわりの設計も見直され、長時間の使用でも快適な操作性を保つ設計になっています。
また、スピニングタックルにおけるラインの収束性能を高めるために、Xガイドタッチフリーを標準装備。張りのあるPEやフロロカーボンラインを使用しても、キャスト時にスムーズな放出と収束を実現し、ライントラブルを軽減しつつ飛距離を伸ばすことに成功しています。
ポイズンアドレナ 2610ML-Sは、ダウンショットやネコリグ、虫系ワームなど軽量リグを扱ううえで、まさに理想的な操作感と感度を備えた1本。アングラーの繊細な操作に応えつつ、必要なときにはしっかりと主導権を握れる設計は、あらゆるフィールドでの釣果を確実にサポートしてくれるはずです。フィネススタイルを極めたいアングラーにとって、手放せない相棒となることでしょう。
ポイズンアドレナ2610ML-Sのインプレ
シマノのポイズンアドレナ2610ML-Sのインプレがなかったのでポイズンアドレナシリーズのインプレ動画を紹介します。
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