トップウォーターの釣りにおいて、視覚・音・動きの三要素を兼ね備えたルアーはバスを引き寄せる大きな武器となります。ハイドアップの「コイケポッパーフロッグ」は、武田栄喜氏が監修したコイケシリーズ初のエラストマー素材を採用したトップウォータープラグであり、その設計思想は「広範囲からバスを呼ぶアピール力」と「ピンスポットで食わせる操作性」を高次元で両立させています。ドッグウォークやポップ音、そして独自のバブルアクションなど、単なるポッパーの枠を超えたトップウォーター戦略が展開できる注目の一本です。
コイケポッパーフロッグの特徴
全長125mm、重さ約13gのボディは、水面での視認性に優れ、程よいボリューム感を持ちつつも扱いやすい設計です。素材にはエラストマーを使用しており、非常に柔軟かつ浮力の高い特性を持つため、水面にしっかりと浮きながら、バスのバイトに対しても弾かれにくく、しっかりとフッキングへ繋げることができます。ただし、他のワーム素材との接触で溶ける可能性があるため、保管時には注意が必要です。
アクションの中でも特に秀逸なのが「重低音ポップサウンド」と「移動距離を抑えたドッグウォーク」です。ポッパーとしてのサウンドは、深く響く音質で広範囲のバスにアピールし、濁りのある水質やローライト時でもしっかりと存在を主張。さらに、ラインスラックを活かしたロッドワークで細かなドッグウォークを演出すれば、ピンスポットでの連続誘いが可能となり、喰わせの間を作ることができます。
また、高速リトリーブにも破綻しないバブルアクションは、一般的なポッパーにはない特性。連続巻きで泡をまといながら水面を滑走するようなアクションは、リアクションバイトを引き出す新たなアプローチとして効果を発揮します。これにより、スローな誘いからスピード感のあるリアクションまで、幅広いスタイルでのトップゲームを展開できます。
コイケポッパーフロッグの使い方
コイケポッパーフロッグの基本的な使い方は、ポップ音を活かしたロッドアクションによるピンポイント誘いです。ロッドティップで軽く弾くようなトゥイッチを繰り返すことで、水面に「ポコンポコン」とした低音サウンドを響かせながら、移動距離を抑えたドッグウォークを展開。特にオーバーハングや浮きゴミ、シェードといったバスの居着きやすいエリアでその効果を発揮します。
また、広範囲を探りたい場合は、連続トゥイッチや高速リトリーブを用いたバブルアクションによるサーチベイト的な使い方もおすすめ。水面を逃げる小魚を演出するように使えば、トリガーとなるスイッチが入りやすく、バスの捕食スイッチを一気に引き出すことができます。
フックサイズは推奨5/0で、リューギのスタンダートまたはインフィニシリーズとの相性が良く、しっかりとしたフッキングと抜群のフックアップ性能を実現します。ストラクチャーに絡めて使うことも想定されており、実釣面でも非常に信頼性の高い仕様です。
コイケポッパーフロッグは、従来のポッパーでは出せなかったアクションと可能性を持った、まったく新しいジャンルのトップウォーターです。サウンド、アクション、素材のすべてが融合したこのルアーは、あらゆる水面攻略のシーンで大きな武器となってくれることでしょう。
コイケポッパーフロッグのインプレ
ハイドアップのコイケポッパーフロッグのインプレを紹介します。
これからの季節活躍するコイケポッパーフロッグ!タックルは下記でストレスなくスキッピング〜ポップ音、軽快なテーブルターンを引き出せます🫡
ロッド:マッカ610MH+
ライン:PE55Lb
フック:5/0 pic.twitter.com/DJY4rv5Zen— SKT⚡️ (@hu_skt) May 26, 2024
コイケポッパーフロッグ祭り🐸 pic.twitter.com/D7RXvMG7Sq
— 西川 慧 (@satoshi8994) May 4, 2024