ダイワのハートランド752HRB-21のインプレ

バスフィッシングにおいて、遠投性能と高精度のキャストを両立させたいと考えるアングラーにとって、ロッドの選択は釣果を左右する重要なファクターとなります。そんなニーズに応える一本が、ダイワのハートランド752HRB-21です。歴代「疾風」シリーズの遺伝子を受け継ぎつつも、より扱いやすく、汎用性に優れたロッドとして完成されたこのモデルは、玄人も納得し、ビギナーにも手の内に収まる実力を備えています。

ハートランド752HRB-21の特徴

ハートランド752HRB-21は、従来の「疾風」シリーズが持つ高い遠投性能と鋭いキャストフィールを保ちつつ、より多くのアングラーに使いやすい仕様へとブラッシュアップされたモデルです。過去モデルでは、SVFコンパイルXによる細身かつ高剛性なブランクが特徴でしたが、このモデルではあえてHVFナノプラスを採用。この選択により、ロッドの粘りやしなやかさが増し、結果として誰が使っても安定した飛距離を出しやすい、柔軟性とパワーを併せ持ったロッドに仕上がっています。

ブランクはチューブラーパワースリム構造で設計され、シャープなキャスト感と同時に、しっかりとした粘りとパワーを両立。キャスト時には手元にしっかりとした張りが感じられながらも、ルアーの重みを受け止める包容力があるため、重めのルアーから中量級のルアーまで幅広く対応できます。まさに遠投と操作性を兼ね備えたロッドと言えるでしょう。

センターカット2ピース構造には、ハートランド独自の「へら合わせ」と「Vジョイント」を採用しており、1ピースロッドと遜色のないスムーズなベントカーブを描きます。継ぎ目の違和感がほとんどなく、美しい曲がりと高い追従性を備えているため、キャストからフッキング、ファイトに至るまで、一連の動作が実にスムーズに行えます。

さらに、ハートランドならではの感性領域設計システム(ESS)により、釣り人の「感覚」までも設計に反映。ブランクの復元力やネジレの抑制が徹底されており、ロッドが持つ潜在能力を最大限に引き出す構造となっています。また、ブランク表面にはX45フルシールドを施し、ねじれ剛性を飛躍的に向上。これによりキャスト精度が格段に上がり、狙ったスポットにピンポイントでルアーを届けることができます。

ハートランド752HRB-21は、まさに「誰にでも扱いやすい疾風」を実現したロッドです。疾風シリーズ特有のピリッとした感覚を残しつつも、やさしさと包容力を持ち合わせた調子に仕上げられており、ハードベイトはもちろん、テキサスやラバージグといった撃ちモノにも対応可能な汎用性を備えています。ベテランの釣り人にはその懐の深さが、新たにバスフィッシングを始めた方には操作性の高さが、それぞれの視点でこのロッドの価値を実感できることでしょう。

水辺を原点に、長年磨かれ続けてきたハートランドの思想が詰まったこの一本。見た目の美しさと実釣性能を両立し、使う者の感性に応えるロッド、それがハートランド752HRB-21です。どんなフィールドでも信頼できる相棒として、あなたのバスフィッシングを一段上のステージへと導いてくれることでしょう。

ハートランド752HRB-21のインプレ

ダイワのハートランド752HRB-21のインプレを紹介します。

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