ダイワのハートランド721HRB-18のインプレ

バスフィッシングにおいて、ロッドの操作性と感度は釣果を左右する大切な要素です。とりわけ、ルアーのアクションを自分の思い通りにコントロールし、狙ったポイントに正確に届けることが求められるシーンでは、その性能差が明確に表れます。そんな場面で真価を発揮するのが、ダイワ ハートランド721HRB-18です。伝説的モデル「疾風」の系譜を継ぎながらも、現代のテクノロジーで進化を遂げたこのロッドは、村上晴彦氏とダイワの粋を集めた傑作です。

ハートランド721HRB-18の特徴

ハートランド721HRB-18は、名作「疾風」のスピリットをそのままに、新たな命を吹き込まれたベイトキャスティングロッドです。大きな特徴は、従来のチューブラーパワースリムテーパーからファストテーパーデザインへと変更された点にあります。これにより、ティップの繊細さはそのままに、ルアーの操作性が飛躍的に向上し、タフなコンディション下でもアングラーの意図を的確にルアーに伝えることができます。

素材にはハートランド初採用となるHVFナノプラスを使用。レジン量を抑え、カーボン繊維の密度を高めることで、高強度・高感度・軽量化を実現しています。この進化したブランクが、ロッドのしなやかさとパワーを両立させ、様々なリグやルアーに対応する柔軟性をもたらします。

さらに、ネジレ剛性を飛躍的に高めるX45と、復元力と安定性を支える3DX構造を搭載。特にキャスト時やフッキング時にありがちなロッドのブレやパワーロスを最小限に抑え、安定したロッドワークと優れた飛距離を実現します。これらのテクノロジーの相乗効果により、遠投性能だけでなく、ピンスポットへのアプローチでも高いアキュラシーを誇ります。

設計は村上晴彦氏が監修し、先端からバットまでの淀みないベントカーブを描く「村上調子」が特徴的です。この特有のベンディングカーブにより、キャストからルアーアクション、フッキング、ランディングまでの一連の動作がスムーズに繋がり、アングラーの技術を最大限に引き出す仕様になっています。操作している間、ロッド全体がまるで意思を持っているかのようにアングラーの動きに呼応し、まさに「使って楽しい」ロッドといえるでしょう。

ハートランド721HRB-18は、グラスカバーの少ないエリアや、繊細な操作が求められるシーンに最適です。高い感度と正確な操作性、そしてパワーを兼ね備えたこのロッドは、バスフィッシングを真剣に楽しむすべてのアングラーにとって、頼れる一本となるはずです。ロッドと一体になり、自然の中で魚と対話する。そんな釣りの本質的な楽しみを、再認識させてくれるモデルです。

ハートランド721HRB-18のインプレ

ダイワのハートランド721HRB-18のインプレを紹介します。

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