バスフィッシングにおいて、ただ釣るだけでは満足できないアングラーにとって、道具には「使う楽しさ」や「操る歓び」が求められます。そうした価値観を大切にしながら、唯一無二の釣法とロッドを提案し続けてきたハートランド。その20周年を記念して登場した「疾風七四 MH AGS」は、名竿として名高い白疾風シリーズの系譜を継ぐ、まさに次世代の“岸釣りバーサタイル”の決定版です。
疾風七四 MH AGSの特徴
疾風七四 MH AGSは、村上晴彦とDAIWAの技術が結晶したハートランドシリーズのフラッグシップモデルです。このモデルは、村上氏が求めた「岸釣りにおける究極のバーサタイル性能」を実現するために、素材・設計・ガイド構成のすべてにおいて徹底的に作り込まれています。採用されたブランクは、SVFコンパイルXを細身肉厚に巻き上げた特別仕様。高密度カーボンを用いたこの設計により、軽さとパワーを両立させながらも、抜群の感度と鋭い振り抜き性能を実現しています。
このブランクにはX45と3DXも同時搭載されており、ねじれの防止や復元力の向上に貢献しています。これにより、キャスト時の安定性や操作性がさらに向上し、ルアーの挙動をより正確にコントロールできるようになります。竿先から元にかけてスムーズに曲がる「村上調子」と呼ばれる特有のアクションは、まるで自分の手の延長のような感覚でルアーを操ることを可能にします。
ガイドには、ダイワの先端技術であるAGS(エアガイドシステム)を搭載。カーボンフレームによる軽量性と高剛性が相まって、穂先の軽量化と感度の向上に大きく寄与しています。さらに、Rタイプのフレーム構造と軽量リング(Cリング・Nリング)により、トラブルレスでありながらも操作感を損なうことなく、ロッド全体の性能をさらに引き上げています。
疾風七四のレングスは、従来の疾風七弐よりも2インチ長く設計されており、これにより遠投性能も格段にアップ。広範囲をテンポよく探る釣りにおいてはもちろん、ピンスポットを狙うシーンでも、その精度と飛距離のバランスは圧巻です。また、チューブラーパワースリムによる“硬くて曲がる”特性は、ジグやワームの掛けモノから、バイブレーションやクランクベイト、ミノーといった巻きモノまで幅広く対応。まさに「白疾風を疾風感覚で扱える」という開発コンセプトを体現する一本となっています。
疾風七四 MH AGSは、感性領域設計システム(ESS)によって緻密に設計され、アングラーの直感的な操作感と実釣性能が高次元で融合したモデルです。“究極の岸釣りバーサタイル”として、フィールドでの汎用性と信頼性を兼ね備え、すべてのバスアングラーにとって手放せない存在になることは間違いありません。村上晴彦の哲学とハートランドの技術が生んだこのロッドは、バスロッドの新しいスタンダードを提示してくれるはずです。
ハートランド741MHRB-SV AGS17のインプレ
ダイワのハートランド741MHRB-SV AGS17のインプレを紹介します。
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— 佐々木ユウキ (@issei_0916) January 14, 2022
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