ハートランドHL 751HRB-SV AGS19のインプレ

バスロッドの世界において、常に最先端を行くDAIWAの中でも、圧倒的な個性と信頼性でファンを魅了し続けるのが「ハートランド」シリーズです。その中でも特に高い支持を集めてきたのが「疾風」シリーズ。今回紹介する「HL 751HRB-SV AGS19【疾風七伍 AGS】」は、その不朽の名作をベースに、より遠投性能と感度、そして操作性を高めたロングバージョン。村上晴彦氏が手がけた渾身の一本が、現代のバスフィッシングに新たな風を吹き込みます。

疾風七伍 AGSの特徴

疾風七伍 AGSは、ハートランドシリーズの中でも特に熱狂的な支持を受ける「疾風七弐 TYPE-E / TYPE-W」の進化形として設計されました。その最大の特徴は、ブランクスに使用された「SVF COMPILE-X」。従来よりもレジン量を極限まで削減し、カーボン繊維を密に配置することで、ロッドの細身化と軽量化を同時に実現しています。さらに、弾性率を高めたことでロッドが曲がった瞬間からの復元スピードが飛躍的に向上し、疾風七弐では届かなかったポイントまでルアーを正確に届ける遠投性能を獲得しました。

このブランクを支えるのが、ダイワ独自のテクノロジーである「X45」と「3DX」。ロッドのネジレを防ぎ、キャスト時やファイト時のパワーロスを最小限に抑えることで、ロッド本来の持つ性能を余すことなく引き出します。さらに、チューブラーパワースリム構造により、見た目からは想像もつかない強靭な筋肉量を持つこのロッドは、ファイト時には驚くべき粘りと反発力を発揮します。

ガイドには次世代の「AGS(エアガイドシステム)」を採用。カーボンフレームによる軽量性と高剛性が、ラインを通して伝わる水中の情報を逃さず、ブランクへとダイレクトに伝達します。これにより、キャスト時にはパワーロスを感じることなくロッドをしっかりと絞り込み、正確かつ伸びのあるキャストが可能となりました。

疾風七伍 AGSのもうひとつの魅力は、その美しいベンディングカーブです。村上晴彦が監修した“村上調子”は、ティップからバットまで淀みなく曲がる理想的なテーパー設計で、魚とのやり取りの中でもアングラーに常に安心感を与えてくれます。高感度であると同時に、しなやかで強い。この絶妙なバランスが、数多くのバスアングラーから絶大な信頼を集める理由です。

「疾風」という名を冠するこのモデルは、ただのロングバージョンではありません。フィールドで求められるリアルな性能と、アングラーの感性に応えるための繊細な設計が融合した、ハートランドの理想形といえるロッドです。飛距離・感度・操作性のすべてを高次元で備えたこの一本が、新たな釣りの世界を切り拓いてくれるでしょう。

ハートランドHL 751HRB-SV AGS19のインプレ

ダイワのハートランドHL 751HRB-SV AGS19のインプレを紹介します。

 

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