バスフィッシングにおいて「何でもできる」一本を求めるアングラーにとって、真に信頼できるロッドとはどのようなものか。その答えの一つが、シマノのフラッグシップシリーズであるバンタムの中核モデル、168Mにあります。扱いやすいレングス、幅広いルアーへの対応力、そして何よりも剛性感と感度の両立。バスフィッシングを知り尽くしたアングラーにこそ、その真価が伝わる一本です。
バンタム168Mの特徴
バンタム168Mは、6フィート8インチという絶妙な長さに設定されたバーサタイルロッドです。このレングスは、ショートキャストからロングキャストまでの自由度が高く、岸釣りでもボート釣りでもその性能を最大限に発揮します。10〜20グラムクラスのルアーを軸に、ハードベイトからソフトルアーまで幅広く対応。クランクベイトやスピナーベイト、ラバージグ、さらにはワームを使ったライトな撃ちものまで、様々な釣りにおいて中心的な役割を果たしてくれる一本です。
このロッドの心臓部とも言えるのが、シマノ独自の「スパイラルXコア」構造です。ブランクス内部と外部を異なるカーボン素材で補強し、ネジレやつぶれに対する耐性を大幅に向上させながら、驚異的な軽量化も実現。キャスト時のブレを抑えてルアーの飛距離と精度を高めるだけでなく、ファイト時にはしなやかさを保ちながらもしっかりと魚をリフトするパワーを発揮します。
グリップには、使うほどに手に馴染み、風合いが増す上質なコルクを採用。これは単なるクラシックなデザインではなく、耐久性とフィーリングを兼ね備えた素材であり、長く付き合える道具としての信頼感を与えてくれます。バンタムのロッドには、あくまで「一生使えるタックルであること」という思想が根底にあり、このコルクグリップはその理念を象徴する存在でもあります。
また、ブランクスには「ハイパワーX」構造も取り入れられており、キャストやフッキングの際に生じるパワーロスを最小限に抑制。しっかりとルアーを動かし、狙い通りに魚を掛けて、確実に取り込むための力強さと安定感を兼ね備えています。実戦における使い勝手や信頼性は、まさにフラッグシップにふさわしい完成度です。
バンタム168Mの価格帯は41,600円から52,000円(税別)と、やや高価格帯に位置していますが、その分、得られる性能と安心感は計り知れません。タフな環境でも臆せず使える剛性、ルアーを自在に操る操作性、長年使い込める素材と設計。バスフィッシングを生涯楽しみたいと考えるすべてのアングラーにとって、まさに「本物」と呼べる一本です。バーサタイルという言葉を形にしたバンタム168Mは、あらゆるフィールドで、あらゆる状況に応えてくれる頼れる存在です。
バンタム168Mのインプレ
シマノのバンタム168Mのインプレを紹介します。
今日のジグフィッシュは58センチ👍
ウィードの隙間からこんにちはでした😁タックルデータ
ロッド:シマノバンタム168M
リール:シマノスコーピオンBFS XG
ライン:フロロ14lb
ルアー:ジグ&ポーク pic.twitter.com/ESJOhZ5IXV— 佐々一真 (@chaxcha0720) August 1, 2019
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