カバー周りのバスを繊細かつ確実に仕留めたい。そんなアングラーの願いに応えるために生まれたのが、ノリーズ「ロードランナーSTN6100H-St」です。通常のヘビーカバー撃ちではバイトがあっても弾かれてしまうような厳しい状況においても、このモデルは一歩先を行く感度と操作性でアプローチ可能。カバーゲームを次なるステージへと導く一本です。
ロードランナーSTN6100H-Stの特徴
STN6100H-Stは、6フィート10インチ、ヘビーパワー仕様のソリッドティップベイトキャスティングロッド。注目すべきは、そのショートカーボンソリッドティップです。通常、硬さが求められるヘビーロッドでは敬遠されがちなソリッドティップを、あえて短く設計することで、ティップの繊細さとバット部のパワーを両立。これにより、わずかな違和感を視覚でも捉えることができ、ライン変化だけでは読み取れなかった微細なバイトも見逃しません。
特に、5gテキサスリグ+エスケープツインといった、やや軽めのヘビーカバーリグにおいて、その性能は真価を発揮します。ティップに適度な張りを持たせているため、ルアーの操作性を失うことなく、フォール中や着底直後の「コン」という極小のバイトにも素早く反応。バスが吐き出す前にスムーズにフッキングへ持ち込むことができる構造です。
また、このモデルはフットボールジグなどでのスローフォールやボトムコンタクトにも対応。カバー撃ちだけでなく、オープンウォーターでのボトム攻略にも力を発揮します。ソフトベイトに求められる高感度と丁寧な操作を可能にしたセッティングは、「守り」ではなく「攻め」のフィネスを体現する仕様です。
ブランクスには、ノリーズが誇るトルクフルなロードランナーシリーズをベースに、ソフトルアー特化の「ストラクチャーNXS」設計が施されています。バットセクションまではブラックペイント、そこから先は無塗装カーボンブラックで軽量化。さらにソリッドティップ部にはマットクリア塗装を採用することで、視認性とデザイン性を兼ね備えています。
ガイドセッティングにも妥協はありません。富士工業製のチタンフレームトルザイトガイドを採用し、バットにはLRV、ティップにはKTガイドというオリジナル中口径構成により、太糸の使用にも対応しながらも、全体の軽量化と高感度を実現。PEラインを使ったフィネス戦略にも対応可能です。
グリップ周りには、ブランクタッチ可能なECSリールシートと、ショートEVAフォアグリップを組み合わせ、感度と握りやすさを追求。アングラーの動作に無駄なブレを生まず、ピンポイントでのアプローチや瞬間的な合わせにも即応します。
「ロードランナーSTN6100H-St」は、繊細でありながら力強く、シビアな状況下でも攻めの姿勢を貫くことができるハイパフォーマンスロッドです。ビッグフィッシュを仕留めるための、アングラーにとって頼れる“感覚の延長線”。本気でバスと向き合うすべての人に手にしてもらいたい一本です。
ロードランナーSTN6100H-Stのインプレ
ノリーズのロードランナーSTN6100H-Stのインプレを紹介します。
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