カバー攻略における操作性と感度、そしてフッキングパワーを高次元で融合した1本、それがノリーズ「ロードランナーSTN670H」です。バスフィッシングの現場で繰り広げられる、繊細かつダイナミックなソフトベイトゲームにおいて、確実にアングラーを優位に立たせるために設計されたこのロッドは、攻めのスローダウン戦略を支える真の武器となります。
ロードランナーSTN670Hの特徴
全長6フィート7インチ、ヘビーパワー・ファストテーパーのワンピース構造を採用するSTN670Hは、その名の通り「ボトムセンシティブ」に特化したロッドです。特筆すべきは、無駄な遊びを排除した短く強靭なティップセクション。これにより、1/4〜5/8ozのフットボールジグやヘビーテキサスリグを、カバー周りやブレイクラインに沿ってピンポイントで自在に操ることができます。
ブランクスは、ベリーからバットにかけて張りを持たせた設計となっており、キレのある操作性とともに、スタックを回避しながらも障害物の一つひとつを明確に感じ取る高感度性能を実現。特に、レイダウンやロックエリアといったスタックが頻発するシーンでは、その差が釣果に直結します。硬すぎず柔らかすぎず、絶妙なテンションコントロールを可能にする張りのあるブランクが、バイトの瞬間を逃さず、確実なフッキングへとつなげてくれます。
「ロードランナー ストラクチャーNXS」シリーズとして位置づけられるこのロッドは、ソフトベイト特化型ブランクを採用。ロードランナー伝統のトルク感を維持しながらも、感度と軽さを追求した構造が特徴です。バット部はブラックペイント、ティップ部は無塗装のカーボンブラックとすることで軽量化と感度向上を両立。視認性と操作性のバランスも高く、長時間の釣行でも集中力を持続させてくれます。
ガイドシステムには富士工業製のチタンフレーム・トルザイトガイドを全機種に採用。ベイトモデルでは、バット部にLRVガイド、ベリーから先にはKTガイドを配する中口径のオリジナルセッティングで、太めのラインにも対応しつつ感度を最大限に引き出す設計です。ラインの放出性も高く、軽いルアーでも快適なキャストを実現します。
グリップには、ノンスリップフォアグリップをイメージしたショートEVAグリップと、富士工業製ECSリールシートを組み合わせた設計を採用。手元のブランクタッチが可能な構造により、ルアーの動きや水中の変化をダイレクトに手元で感じ取ることができます。また、セパレートタイプのリアグリップにはEVA素材を使用し、握りやすさとバランスの良さを両立しています。
ロードランナーSTN670Hは、単なるパワーロッドにとどまらず、ソフトベイトゲームにおける「攻め」の姿勢を貫くための一本です。丁寧なボトム操作でバスの食い気を引き出し、確実に仕留めるための鋭敏さとパワーを兼ね備え、エキスパートはもちろん、戦略的に釣果を伸ばしたいアングラーにとって、手放せない相棒となるでしょう。
ロードランナーSTN670Hのインプレ
ノリーズのロードランナーSTN670Hのインプレを紹介します。
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