ナギサのインプレと使い方

バスフィッシングの中でも特に繊細さとリアルさが求められるi字系ゲーム。その世界に革新をもたらしたのが、ジャッカルのナギサです。水面をゆらゆらと漂う小魚のような静かな存在感で、神経質なビッグバスに違和感を与えることなく口を使わせる力を持っています。加藤誠司氏の経験と、ジャッカルのテクノロジーが融合して生まれたナギサは、ナチュラルさを極限まで追求した“魅せて釣る”ハードルアーです。

ナギサの特徴

ナギサは、わずかな揺れすらも排除するために徹底した設計が施されています。全長65mmというサイズ感は、ワカサギや小アユなど、日本のフィールドに多く見られる小型ベイトフィッシュをリアルに再現するための絶妙なバランスです。最大の特長は、リアに取り付けられたソフトマテリアルテールとスタビライザーとして機能するフィン。この2つのパーツが水流を整え、i字系特有の一直線のアクションを乱すことなく保ちます。

さらに、ナギサはビジュアル面でも妥協がありません。リアルな鱗模様を再現したナチュラル加工や、弱ったベイトの視線を演出するリアルダイイングアイなど、細部まで本物志向のデザインが貫かれています。フックサイズはRB-M#12が標準装備されており、フローティングとサスペンドの2タイプから選択可能。水温12度を基準に設計されたサスペンドモデルは、ラインの太さや素材によって微調整も可能で、シビアな状況下でも最適なセッティングが可能です。

ナギサの使い方

ナギサは、主に「見せて食わせる」i字系メソッドに特化したルアーです。水面直下をゆっくりとスローリトリーブするだけで、小魚が力なく泳ぐ様子をリアルに再現します。特にナギサの持つ“揺れない”直進性能は、最後の見極めでバスに見切られないための重要な要素となります。

フローティングモデルは水面に浮かせて使う「ほっとけメソッド」に対応しており、ベイトが浮き気味の状況や風・流れを利用したドリフト釣法で真価を発揮します。ボイルの起きている水面で長時間ステイさせながら、ナチュラルな波紋と存在感で誘い続けることができます。一方のサスペンドモデルは、表層から15cm以内のレンジをじっくり探るのに適しており、バスが水面下に定位しているような状況で非常に効果的です。

また、ナギサにはスペアテールが付属しており、使用によるダメージがあってもすぐに交換可能。細かな調整が求められるi字系ルアーにおいて、常にベストな状態を維持できるのは大きな利点です。単なる見た目重視のルアーではなく、リアルさと操作性を兼ね備えたナギサは、i字系ゲームを極めたいすべてのアングラーにとって頼もしい存在となるでしょう。

ナギサのインプレ

ジャッカルのナギサのインプレを紹介します。

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