スティーズリアルコントロールRC C611MH-SVのインプレ

現代のバスフィッシングは、単にパワーや長さだけでは語れない複雑な要求が求められるフィールドへと進化しています。そんな中、DAIWAのSTEEZシリーズが放つリアルコントロールRC C611MH-SVは、MHパワーでありながら卓越した操縦性を備えた、新たな王道スピニングロッドとして登場しました。全ての動作を意のままに行いたいアングラーに向けた、まさに「リアルコントロール」の名にふさわしい一本です。

RC C611MH-SVの特徴

RC C611MH-SVは、従来のC610Mの操作感をそのままに、1インチ長く設計されたモデルです。この1インチの違いがもたらす恩恵は計り知れず、キャストの飛距離、ルアー操作の幅、フッキング時のパワー伝達、そして魚とのやり取りにおけるアングラーの主導権など、全ての動作をよりダイナミックに、そして繊細にコントロールすることが可能になっています。

このロッドは、中重量級のルアーをストレスなく扱えるよう設計されており、特にフロッグ、大型トップ、ジャークベイト、さらにはバックスライド系のワームやフォールを意識した釣りに最適です。いわゆるラインスラックを活用するような釣りにおいて、その真価を存分に発揮します。にもかかわらず、巻物にも高次元で対応する柔軟性も備えている点が、このロッドの凄さを物語っています。

ブランクには、ダイワが誇る高性能素材「SVF COMPILE-X ナノプラス」を採用。カーボン繊維を高密度に配列することで、ブランクは筋肉質でありながら非常に軽量かつ高感度。ラインを通じて伝わる微細な信号を確実に捉えるため、わずかなバイトでも逃しません。また、厚く細身に仕上げられたブランクは高い反発力と曲げ込みやすさを両立しており、シャープな振り抜きと精密なキャストを可能にしています。

さらに、ブランクのねじれを抑えるX45フルシールド、パーツ取り付け部の軽量化と剛性を高めるCWS(カーボンラッピングシステム)、そして高剛性で軽量なAGSガイドを搭載することにより、ロッド全体のパフォーマンスは飛躍的に向上。これらの先進技術が複合的に機能することで、まるでロッドと自分の意思が一体化したかのような操作感を実現しています。

リールシートには、パーミング時の安定感と感度の向上を追求したゼロシート・オフセットトリガーを採用。長時間の使用でも疲れにくく、どんなグリップスタイルにも自然にフィットします。実用性を追い求めた無駄のない外観は、まさに“性能美”と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

RC C611MH-SVは、バスフィッシングにおける「投げる」「操る」「掛ける」「取り込む」という一連の動作を、一切のストレスなく行える真の操作性=操縦性を追求したモデルです。ミディアムヘビーでありながら繊細なタッチを持ち、戦略の幅を広げてくれるこのロッドは、新たなバスロッドの世界へアングラーを導いてくれるでしょう。

スティーズリアルコントロールRC C611MH-SVのインプレ

ダイワのスティーズリアルコントロールRC C611MH-SVのインプレを紹介します。

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